2013-01-29

かたちを変えて。

昨年末
一番最後に作ったもの。


こちら。






ハガキサイズの二つ折り写真立て。


特に作るのに難しいものでもなく
材料は私には珍しくラワン材。

なぜ作ったかというと、



おじいちゃんの写真を入れるためでした。



おじいちゃんは1年前に病気で亡くなりました。
闘病中もあんまり入院してなかったから、
最後の方まで、二世帯住宅の家にいました。


とっても大好きでお世話になったおじいちゃんだったし、
おばあちゃんも元気がなくなってたから
私に出来る事を何かしたかった。


そんなときお通夜で
亡くなった方へのメッセージが
「あいだみつを」みたいな風合いで書いて飾ってあるのをみた。(葬儀場のサービスでした。)

これ小さいサイズで家にもあったら良いなって思って、
それをヒントに自分で作る事にした。

左に小さなおじいちゃんの写真、右におじいちゃんへのメッセージを入れて。

そしてそのメッセージはとっても素敵な感性を持ってるおばあちゃんに筆で書いてもらって。



額はどんな木で作ろうかと思ったとき、
そう言えば車庫に使える木があったなーと思い出し、行ってみると
細長いラワン材があった。
それはおじいちゃんの使っていたベッドの材料だった。

病気だったので、ベッドもいつも寝てたものから、
介護用のベッドにするために
いままで使ってたものを解体したものだった。

この材料使おうと思って、

加工して
できたのがこれです。





























ベッドの材料捨てずにとってあってよかったな。


親戚のお家の分もあわせて
全部で6セット作りました。

おばあちゃんの心の整理が着いてからだったので
プレゼントをしたのは、
ついこないだの一周忌のときだったけど

ぬくもり思い出して、泣いてくれた人もいたのはなんだか嬉しかったな。



ものをリメイクして行くのも
大切な大切なものづくりですね。





おじいちゃんが亡くなった日はとっても寂しかったけど、
その日
あの柳宗理が亡くなったというニュースが流れて来て、
あの偉大な方と同じ命日になった、ということに対して

「やっぱりさすがだ、おじいちゃん!」って思ったのも
また事実です。笑


12月25日、クリスマスだし、
いろんな意味で特別な日です。







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