2012-12-31

あっという間の1年、そして5年。

今年もあっという間の一年だった。

今日は大晦日なんだよね?

そんな年末の感じなんて全然なくて、
紅白なんかをテレビでみるとやっと
実感が湧いてくる。笑

今年は例年にも勝るとっても変化の多い年だったかもしれない。
だから、その分だけとってもいろんな人に出会い、お世話になった年でもあった。

感謝。
毎日そう感じて、

いつも思うのは、一人では何もできないということ。



そして、今年お世話になったもののひとつとして
ギャラリーのことを書きたいなとおもいます。




いつも元気をもらえるギャラリー、

中島公園から少し歩いたところにある
ギャラリー創。

私はここが本当に好きで、
展示もいままでに三度させていただいている。
最初にお世話になったのは、
まだギャラリーができて間もない時、
大学三年に上がる春だった。

この空間と開催される展示が心地よくて、
何度も通い詰め、
あの時から考えると、もう五年も良いお付き合いをさせていただいている。

そもそも大学二年の秋ころに
急に私はグループ展がやりたくなり、
半分衝動的なところもありながら、
同じく制作の波長が会う友人に声をかけ、
6人で展覧会をするとになった。
大学二年の秋といえば、まだ研究室に配属されて
半年も立たないころだった。
私も木工をやり始めて少ししかたってなく
素材のことをわからないながらに
何かを作りたくてたまらなくて

友人に声をかけるのと同時にもうギャラリーも探し始めていた。
木工の世界も初心者ながらに
ただ好きなだけで、美術の世界すらまだわからないとき、
ギャラリーなんて少ししかしらず、
ネットで探した。

そしたら、ちょうどその時
「木の椅子展」を開催していたところがあって
ギャラリー探しはともかく、
とりあえずこの展覧会を見に行きたいと思った。

少ない知識で、場所にも全然心当たりがなかったので、
辿り着けるまでは少し探した。

でも着いたときすぐ、

わ!この空間ステキすぎる!

と一目惚れ。

これがギャラリー創との出会いでした。笑


直感的に展覧会をするならここが良いと思い
すぐにギャラリー連絡。

とっても素敵な方が快く対応してくださり

これがギャラリー創の本庄さんとの出会いでした。






ちなみに五年前に行った展覧会はこんな感じでした。
テーマ「矛盾」による6人の作品。
グループ展「交わる平行線」







そしてそのときの私の作品はこちら。




椅子ですが、木工ではなく、デザイン的な作品ですね。
人の感覚をテーマにした矛盾の作品でした。



本庄さんとは今でもこのときの展覧会のことをお話させてもらっては
二人で懐かしがったりしています。

あのときは何もかもが初心者で、ご迷惑をおかけしたこと、
そしてそんな私たちにとてつもなく優しく対応してくださったこと、
今ではとても良い思い出であり、

いつも初心を思い出すときになくてはならないものとなっています。

あれから年月を重ねるたび、
私も未熟ながらにいろいろなものを見て制作をし続けて、
木工でも少しずつ自分の作りたいものを表現できるようになってきたのかな…

ギャラリー創での展示されている作品も
そこで出会う作家のみなさまとも
そして本庄さんとのたびたびのお話も

とても刺激となり、勉強になりました。

作り手として、そして人間として。



本庄さんには
いつも元気をいただき、応援していただき、
ほんとうにほんとうに良くしていただき、
感謝しかないのです。
ありがとうございます。

相談すれば親身になって、一緒に考えてくれて、
そしてときには友達のように無邪気にお話ししてくださる
とってもキラキラとした信頼感あふれる姿に

「こんな女性になりたい」と
日々思っているのです。



このギャラリー創と出会って

あっという間の五年でしたが、
是非今後とも仲良くさせていただきたいなと願っているのです。







今年はほんとうにたくさんの出会いがあり、
そのつながりから新たな出会いが生まれ、

人の縁の素敵さに改めて感動した一年となりました。

そして
目指したい方が近くにたくさんいらっしゃるということに
幸せを感じた一年にもなりました。

ご迷惑をおかけした方も、私の勉強にお付き合いいただいた方も、
ほんとうにありがとうございました。

いつも応援してくださるみなさま、
気にかけてくださるみなさま、
近くで支えてくれる大切な方々、
ほんとうにほんとうにありがとうございました。

一年を振り返れば、涙が出るほどですが、
次の年はくる!
次の目標もくる!

また来年も目の前のことを一生懸命やって、
ほんの少しずつでも積み重ねていって、
魅力的な女性になれるよう頑張りますので、
まだまだ見捨てずにどうぞよろしくお願い致します(^^)

楽しく、少しの余裕をもって、そして健康に。

健康大事!!
ね、みなさん!


来年もどこかでみなさんとお会いできることを楽しみにしております。

では良いお年を。






















2012-12-17

遅ればせながら

遅ればせながら、


[平面×立体 plane solid3] の作品や展示風景をアップします〜

湯田慶子による絵画と辻有希による木工の作品をリンクさせた展示。


このテーマでの開催は三回目でした。



1回目と2回目は
どちらかが先に作品を作って、もう一人がその作品から受けたインスピレーションで
作品をつくるというやり方だった。


制作をするとき

立体を見て平面を描いたり、
平面(図面やスケッチ)から立体を作り出す…

常に平面と立体は隣り合わせ。
いつも切っては切り離せないもの。


だからそれを作品としてみせたら面白いと思って始めたのが最初だった。



例えばこんな感じ。

一回目に展示した作品から↓


上が私、下が友人の作品。
図面のようになってリンクしてます。


続いて

二回目に展示した作品↓



お箸のある風景をリンクさせたもの。




こんな感じでやっていた plane×solid 1と2  。



そして三回目の今回は
違ったアプローチの仕方で制作してみようという事で
今までのようなビジュアル的なリンクの仕方はせず



暮らしの中の「時間」をリンクさせてお互い制作しました。
少しわかりにくいので
見てもらった方が早いですね。




午前10時半の設定で↓




「fnatta」/ 花器






「午前十時半の緑」




午後2時の設定で↓





「ma_」 / 器






「午後二時の青」






午前0時の設定↓



「 temochi light 」/ 照明





 「午前零時の眼差し」






そして今回は二人で共同制作した作品もあります。
むしろこれがメインの作品となっていたような気もします。





「キリトリ額ブローチ」 / ブローチ




このような感じです。


絵やテクスチャーを湯田が制作し、
額となる周りの枠を辻が木で制作しました。


ブローチなので、
最大でも5センチ四方くらいのサイズです。

後ろにピンが着いていて
服やストールに身につけるととてもかわいい作品。


サイズも使う材料も全て違う一点ものを60個壁に展示致しました。

個々でバラバラに作り始めてから
後でどの絵がどの額に合うかをマッチングしながら
制作したので
自分たちでも予想できない作品となり、

とても面白かったです。


実はDMの写真は組み合わせる前の状態だったのです。











2週間の展示。
こんなにゆとりをもって贅沢に展示させてもらったのは
今回が始めてかもしれないです。

ギャラリー創での展示は3回目だったけど、
空間の作り方は本当に毎回とても勉強になります。


あ、そう言えば2つ前のブログで
このギャラリーとの出会いなんかを
お話をしようと書いていたが、

タイミングを失っていた!!

次ぜったい書こ〜。
ゆっくり昔を思い出しながら。。




2012-12-14

会うために。

先日ギャラリー創での展覧会が終わり、

気づけばもう12月だった。

バタバタすると時間の感覚なくなります。笑


展覧会は本当にたくさんの方に来ていただきまして、
とても刺激のある、充実した二週間となりました。
お忙しいところ、貴重な時間を私たちの展示のために
時間をさいて来てくださり、

感謝の気持ちでいっぱいです。


普段会えないお世話になっている方や友人に会えるのも
そして新たな出会いがあるのも
展覧会を開催する楽しみの一つです。


いや、それのために制作をしているのかもしれない、
と思うときもある。
(強い言い方で語弊があるかな。)




でも使う人の生活が少しでも楽しくなるように…
という想いがあるのが大前提だけど、
そういうのも含めてたびたび思うんです。

ただ1人で籠ってモノをきれいに形作れれば良いのではなくて、
そのできたもので
たくさんのステキな人に出会いたいのです。

だから作品は
手段であると思うときがあるのです。


ただ良いものを作ることができないと、
良い縁もつながりも持てないと思う。

だから目の前にあることを一生懸命やって、


結局は毎日モノづくりをしていくのです。